今回は自宅不動産などの売却をする際に最初にやるべきことをご紹介したいと思います。
これを最初にやっておくことによって大切な不動産を安売りしてしまうリスクを相当程度、排除することができるはずですので、絶対に不動産を安売りしたくないという方は是非ともお読みになって下さいね。
それでは早速、結論から申し上げます。
不動産を売却する際に最初にやるべきこと、それはズバリ、あなたの不動産の売却価格相場を自分なりに調べてみるということです。
この作業を事前にやっておくかどうかで、不動産売却の成否が大きく分かれることもあります。
少し面倒に感じるかもしれませんが、後悔のない不動産売却をより確実に実現するためにも必ず実践するようにして下さいね。
なぜ、価格相場を自分で調べてみる必要があるのか？
ここまで読まれて、既に不動産売却の流れをなんとなくでも把握されている方でしたら、こんな疑問を持たれるかもしれません。
「どうせ不動産屋さんに価格の査定をしてもらうことになるんだし、不動産の価格相場を自分で調べたりする必要なんてないんじゃないの？」
はい、おっしゃるとおり、たしかに先々、不動産屋さんに価格の査定をしてもらうことにはなります。
しかし！
その査定価格が適正な水準であるという保証はどこにもないですよね。
なにしろ、不動産屋さんの側には価格相場を無視した安い査定をしたり、高い査定をしたりする動機がいくらでもあるのですから。
不動産の売却価格相場を自分なりに調べてみるというわずかな手間を怠り、不動産屋さんから出された査定価格を鵜呑みにしているようでは、それこそ、不動産の安売りロードを一直線に進むことになってしまいかねません。
場合によっては自分でも気づかないうちに何百万円もの経済的損失を被ったりすることもあるかも。
そんな悲惨な目に遭わないためにも必ず、事前に不動産の売却価格相場を調べてみるようにして下さいね。
不動産屋さんの側には価格相場を無視した安い査定をしたり、高い査定をしたりする動機がいくらでもあるって、どういうことですか？聞くのもちょっと怖いんですけど。
たとえば自社で買取りすることを狙って、めちゃめちゃ安く査定したり、売主さんが複数の不動産屋さんに査定依頼をしていることがわかっている場合に、選んでもらいやすくするために高い査定金額を出したりするといったことですわ。
不動産の価格相場はどうやって調べる？
不動産の価格相場の調べ方は非常に単純です。
SUUMOやアットホームなどの不動産物件情報サイトを使って、近隣の不動産が実際にどれくらいの価格で売りに出されているのかをチェックしていけばいいのです。
その際、以下のような点に気を付けてチェックするようにして下さい。
①なるべく多くの物件をチェックする
多くの物件をチェックすることによって、高すぎたり、安すぎたりする価格の印象に惑わされてしまうことを防ぐことができます。
同じ町名であることにこだわらず、同一エリア内の物件をできるだけ多くチェックして下さい。
②各種条件が近い物件の価格を重視する
距離、規模、築年数、環境などの条件が近い物件の価格をより重視して下さい。
たとえば同じマンション、あるいは同じ分譲地内の戸建の売り出し価格は、価格相場を把握する上で重視すべき情報となります。
なお、売主さんが事前に行う不動産の価格相場の把握は、後日、不動産屋さんにお願いする価格査定の結果の妥当性を判断するためのものに過ぎませんので、あまり難しく考えすぎないようにして下さい。
通常、不動産を売却する際には3社程度の不動産屋さんに査定を依頼することになると思いますが、その際に出てきた査定金額について、明らかに高すぎるとか、安すぎるとかいったことが判断できる程度の基準を持つことができれば十分なのです。
ぶっちゃけた話、プロであるはずの不動産屋さんだって査定をする際には、ほぼ、取引事例価格だけから判断していて、積算価格（その不動産を再度、作るには、どれくらいの費用がかかるのかなどから導き出される価格）や収益価格（その不動産を賃貸に出したら、どの程度の賃料が得られるのかなどから導き出される価格）などは、ほとんど考慮していません。
ですので、あまり細かいことにこだわらず、「あの家が3000万円で売りに出されているのなら、うちの方が土地が5坪ほど広いから3300万円ぐらいの価格で売れるのかなあ」といった程度の感覚で、ざっくりと価格相場を把握するようにして下さい。
まとめ
- 不動産を売却する際に最初にやるべきこと、あなたの不動産の売却価格相場を自分なりに調べてみるということ。
- 不動産の価格相場は不動産物件情報サイトを使って、近隣の不動産が実際にどれくらいの価格で売りに出されているのかをチェックしていけば、大体、把握することができる。
話の内容的に少し難しく感じた部分があったかもしれませんが、不動産物件情報サイトをなんとなく眺めておくだけでも、安売りを防ぐ効果が期待できると思いますので是非とも実践して下さいね。
以上、今回は不動産を売却する際に最初にやるべきことについてお伝え致しました。
ふーんで終わったら、もったいないですよ。是非とも実践して下さい！
