こんにちは松村です。
本日は不動産の売却を検討されている方が不動産屋にコンタクトを取る前に、是非とも読んでおきたい本を3冊、紹介してみたいと思います。
いずれも間違いなく、お金と時間をかける価値のある本です。
不動産の売却で安売りしてしまうなど、大きな損失を受けることを避けたい方は是非ともお読みになって下さいね。
売主さんにおすすめしたい本はこれだ!
それでは早速、不動産売却のおすすめ本を紹介して参ります。
それぞれ簡単なレビューもつけておりますので購入に際しての参考になさって下さい。
初めてでも損をしない 不動産売却のヒケツ
不動産の売却を検討されている売主さんが知っておくべき事柄が、コンパクトかつわかりやすくまとめられている良書です。
日本の不動産仲介業界の最大の問題点、両手仲介(一つの不動産屋が売主さんと買主双方の仲介をすること)についてもしっかりと伝えられている点などが特に評価できます。
(本題と大きく離れてしまうので詳しくは書きませんが、日本の場合、両手仲介が許容されていることが売主さん本人も気づかないうちの「不動産の安売り」を誘発しています。
両手仲介になりそうになったら、売買価格の妥当性について再度、確認されることをおすすめします。)
不動産や法律に関する知識があまりない売主さんは是非とも読んでおきたい1冊です。
一般の方には少々、理解しにくい両手仲介の問題点を図解を用いてわかりやすく解説されています。両手仲介の問題点が理解できれば不動産の売却に際してどんな不動産屋を選べば、売主にとって満足のいく結果になりやすいのかも、わかるはずです。
初心者でも「高く」「早く」売る!不動産売却“成功”への道しるべ
こちらもはじめて不動産の売却をされる方が事前に知っておくべき知識を学べる本です。
他の不動産売却本ではあまり言及されていない不動産会社や営業マンとの付き合い方、関わり方などについても取り上げられており、大いに参考になると思います。
著者がビジネス上、収益物件を取り扱う機会が多いせいか、事例などについては収益物件に関する話が多くなっていますが、自宅不動産の売却を検討されている方にとっても十二分に役立つ内容です。
不動産屋が嫌がることをすれば不動産売買はすべてうまくいく
こちらの本は不動産売買全般についての注意点について書かれたもので、不動産の売却に特化しているわけではありません。
しかも著者はペンネーム、出版形式もKindle本のみなので内容の信頼性等について疑問を感じる方もいらっしゃることと思います。
それでもなお不動産の売却を検討されている方にどうしても読んでもらいたい一冊です。
はい、それぐらいに不動産の売主さんにとって価値ある情報を提供している本であるということです。
タイトルの「不動産屋が嫌がることをすれば不動産売買はすべてうまくいく」は、不動産を売ろうとする人も買おうとする人も絶対に忘れてはならないマインドセット。
(非常に残念な話ではありますが)
このマインドセットをインストールした上で不動産の売却に臨めば、99%満足のいく結果を手に入れることができるはずです。
既に不動産の業界から身を引いている方だからこそ、ここまで書けたのかもしれません。もちろん、すべての不動産屋が、こんな感じというわけではありませんが、少なからず、こういう不動産屋がいるというのは、まぎれもない事実です。不動産の売却を確実に成功させるための心構えを学べる本として是非ともご一読下さい。
不動産売却の本を読むべき理由
今、この記事を読まれている方の中には「不動産の売却に関する本なんて読む必要があるの?どっちにしろ、わからないことは不動産屋の営業マンに聞けば教えてくれるだろうし」などと感じられている方もいらっしゃることでしょう。
その疑問に対する私からの答えは「イエス」です。
不動産屋の営業マンが必ずしも売主にとってのベストの提案をしてくれるとは限らないからです。
実際、私が知る範囲でも「不動産の売却に関することなんてよくわからないので不動産屋の営業マンの言いなりになっていたら、後になってとんでもない損をさせられていることに気づいた」などという話は本当にたくさんあります。
中には「後から調べたら相場より1000万円以上も安く売られてしまっていた」という方もいらっしゃいます。
そんな悲惨な目に遭わないためにも、不動産売却の本を読むことによって営業マンの言いなりにならないで済むだけの知識を手に入れて下さい。
1000万円以上も安売りされちゃった人もいるの?マジで怖いな。ちょっと面倒くさいけど後悔しないためにも本を読まなきゃいけないね。
単なる宣伝本も・・・
実は今回、この記事を書かせてもらうにあたって、不動産売却に関する本を12冊ほど、読ませてもらいました。
で、その総論的な感想なのですが
「概ね、間違ったことは書いていないものの、不動産屋にとっての利益に大きく関わるような点については言及していない。さらに悪い場合には間違った知識を植え付けるようなものが散見される」といったものでした。
要するに不動産の売主さんに正しい知識を届けることより、自社の集客に役立てることを主目的した本が多いということですね。
もちろん本を書いて集客に役立てようとすること自体は否定しません。
私自身もやっていることですからね。
しかしながら、自分たちの利益のためにゆがんだ情報を流しているとしたら、これは許されるべきことではありません。
ゆがんだ情報に触れて、間違った判断をしてしまわないためにも、できるだけ上で紹介したおすすめ本を読んで頂くことをおすすめします。
まとめ
- 不動産売却のおすすめ本は以下の3冊。
①初めてでも損をしない 不動産売却のヒケツ
②初心者でも「高く」「早く」売る!不動産売却“成功”への道しるべ
③不動産屋が嫌がることをすれば不動産売買はすべてうまくいく - 営業マンの言いなりになって損失を被らないためにも不動産売却の本を事前に読んで正しい知識をインプットしておくべきである。
- 不動産売却に関する本も単なる宣伝本が多い。ゆがんだ情報に触れて間違った判断をしないためにも上で取り上げたような良書を手に取られることをおすすめする。
以上、今回は「不動産売却のおすすめ本3選、これで安売りを避けられる!」というテーマでお送りいたしました。
最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました!
それではまた近いうちに。