北ながの不動産株式会社 山下和彦

不動産の売却は人それぞれで、いろいろな理由があると思います。その中でも、相続された不動産の売却をお考えになるとき、多くの方々はきっと悩まれるでしょう。
日本人（特に地方出身の方）は、親から譲り受けた土地や家を売却する事に大きな罪悪感を持ってしまうものです。不動産屋である私でも、やはり簡単に割り切る事はできませんから。

私は小さな不動産屋ですから特にガツガツする気はありませんので、そんな風に、踏ん切りが付かない、踏み切れない方たちのお話をじっくり聞いて一緒に悩む時間も大切に出来る不動産屋でありたいと思っています。

「不動産に少し詳しいおっさん」くらいのつもりでお気軽に話しかけてください。急がせず、欲張らず、正直に　が弊社の社是であり、創業から廃業するその日まで決して変えるつもりはありません。

沢山のお話ができる日を楽しみにしております。

自己紹介

北ながの不動産㈱として創業する前は、エース観光㈲という貸切バス事業や旅行事業をする会社を20年以上営んでおりました。大きな設備投資が必要な事業でしたので、後継者の居ない私は事業の出口（辞め時）をいつも考えておりました。

そんな折、コロナが流行しました。すべての業務が無くなった時、「今こそ、誰にも迷惑かけず廃業できるチャンス」と考えエース観光㈲を閉業することを決めました。その後、将来のことをじっくり考え、地元で根を張り健康な限り長く続けられる事業をしたいと思い不動産仲介業に舵を切りました。

押しかけて話をするのは大の苦手ですが、ご相談を受けるのは幸せで仕方ありません。人様の役に立てるかもしれないこの仕事に舵を切った私の決断は今のところ間違いではなかったと感じています。

不動産屋さんをはじめたきっかけ

不動産の仕事に舵を切ると決断する時、古い知人に相談しました。その知人は、私が20歳代の頃知り合った人生の大先輩で、当時は営業ノルマに追われ一緒に辛い思いをしたことのある方です。現在は不動産業で大成功され宅建協会の役員も務めている方です。

30年ぶりにその方と会い「不動産の仕事に挑戦したい」と相談すると、彼は私に「不動産の仕事は素晴らしい仕事だよ！相談をされて、お客様の力になれたとき、お客様も自分も最高にハッピーになれる仕事だ！苦労はするだろうが、覚悟があるなら最大限の支援をする。」そう言ってくれました。私にこれだけの事を言ってくれる人が居る仕事は他を探しても無いでしょう。

「残りの人生は不動産で人様の役に立ちたい」と決心した瞬間でした。

不動産売却のサポートをする上で特に心がけていることは？

売主様が何を最も重要視しているのかを、じっくり伺う事を心がけています。とかく、不動産屋は買主目線で考えがちで、買主の要望に近づけようと、売主様を誘導しがちなのです。
なぜなら契約が早く成立する方が手っ取り早く儲かるからです。

忘れてはならないのは、売るのか売らないのか、いくらで売るのか！すべての決定権は売主様だけであるという事です。不動産屋である私の仕事は、売主様の望む方向に導くためのサポート役だと思っています。場合によっては、買主がなかなか見つからず長期に及ぶ売却活動になる事もあるでしょうが、何年でもお付き合いする覚悟で居ります。

売却方法、売却先などの手法は数多くあり、どれがどんなメリットやデメリットがあるのか正直にお知らせし、私は、売主様の目的達成の為に最大限のサポートをします。

不動産屋としての御社の強みは？

弊社の最大の強みは、会社が小さい事であり、且つ、拡大するつもりが無い事だと思っています。

不動産屋は小さければ小さいほど、無駄なコストが掛からず、効率的な経営が出来ると思っています。従業員は雇っておらず私一人の会社ですし、事務所は自宅に併設したオフィスですから、会社を維持するための費用というものは殆ど掛からないと言って良いくらいです。

そして、不動産仲介業の特性として1人会社でも大きな会社でも販売力などの業務に差が無く、お客様にとって仲介会社の大小は全く影響が無いのです。そして、無駄なコストが掛からないからこそ、目の前のお客様にじっくり時間をかけて対応できるのです。流れ作業のような仕事は私自身が苦手なので、お客様と1対1で詰めていく不動産業は私の天職だと思っています。

私の知る山下さんは義理と人情に厚く信頼に値する人。結果的に相談するだけになっても嫌な顔一つするような人ではないので、不動産屋選びで困った際には、気軽に相談されてみては。たぶん、相談して良かったと思ってもらえるはずです。